本部合宿

連盟本部合宿の日記です。


一回生 神田 正教

 少林寺拳法を始めて、初めて本部合宿に行きました。本部に行く前までは、まず本部というところがどういった場所なのか全く分からなかったのと、また級拳士が自分一人だけだったというので大変不安でした。しかし、この合宿では他大学の方も多くこられるということだったので他大学の技術を知るいい機会にもなると思っていました。
 そして合宿が始まっていったのですが、まず最初に私はこの本部におられた先生方の技術に大変感動させられました。今まで私はいろいろな技にかかったり、かけたりしてみてもあまりしっくりこない感じがしていて、半分やらせも入っているからあんな風になってしまうんだろうと思っていました。しかし、実際は違っていて先生方にいろいろな技をかけていただいたのですが、普通にかかることに大変感動し、いろいろと教わりました。また、自手練の時間にも先生方に教わることができたので、この時間は技に没頭していました。
 そして、わたしが大変驚いたことは自分の大学と他の大学で同じ技なのにも関わらず、全く違ったやり方をしていることでした。どのやり方をしても技としてかかることにはかかるのですが、どうしてこんなに大学によって違うのか大変謎です。しかし結局はかかればいいのですから「どのやりかたでもいいんじゃないのかなぁ」と思います。
 この合宿ではこの他にもいろいろな新しい発見がありました。なので、またこの少し時間のある今の時期に道場で今までに習った技を研究していきたいと思います。


一回生 濱西 直哉

3月10日から14日まで香川県多度津で本部合宿が行われました。
初日は昇段試験があり自分は三段を受験しました。学科・実技ともに覚えることが多くとても不安でしたが無事三段を取得することができました。これからは三段の名に恥じない動きや技を行っていきます。さて、今回本部合宿での目標は先生方の足のさばき方や構え、技を行うときの手の使い方、目線などすべてを目に焼き付けて道場に持って帰ろうと思っていました。今まで自分は技をするにあたり形だけ綺麗にやっていたつもりでしたが、本部では実際に相手を確実に制する技と状況に応じて技を変えていかなければならないということを教えていただきました。練習は資格別に分かれて午前中は柔法、午後は剛法を行いました。資格別に分かれると自分の周りには2回生や3回生の人がほとんどだったのでとても不安でしたが、他大学の主将や副将など普段接することがあまりない人達と練習することができたのでとても良い刺激になりました。
合宿では献血をして人のために良いことをしたのですが、最終日に体調を崩して倒れてしまい皆さんにご心配とご迷惑をお掛けしたことが合宿の大きな反省点です。介護をしていただいた先輩方、ありがとうございました。先輩のありがたさが身にしみて実感できました。本部合宿で学んだことを忘れずにこれからも練習に邁進していきます。


一回生 平澤 岳彦
僕は経験者ですけど本部には一度も行ったことがないので、とても楽しみでした。1日目は昇格考試なので、三段を受ける自分は他の受験者と一緒に一足先に本部へ入ったわけですが、本部は意外と小さい気がしました。知恩院ぐらいの大きさを想像していたので。中は埃ひとつない感じで、気持ちよく練習できそうだなと思いました。実際、気持ちよく稽古に励めて作務の大切さを知りました。
 初日の昇格考試ですが、緊張しました。筆記試験まではそこまで緊張しなかったのですが、実技になると自分がどのくらいの評価を受けているのか気になってしかたありませんでした。いつも通りを心がけていたのですが、試験中は汗だくで、試験後はものすごい疲労感でした。いろいろと満足いかないところも多々ありもう一度やり直したい気分になりました。ただ、逆に一回しかないから真剣にできたのかもしれません。一瞬も気を抜くことなく取り組むのは中々緊張感があって楽しいです。この日から最終日の結果発表までは不安で落ち着けずに過ごしました。合格できてよかったです。
 二日目からの実技練習では、普段とはポイントをずらした見方、仕方で行う技に心惹かれました。より実践的であったり、より簡易的にしたものであったりと知ってる技もまた違った技に見えます。特に、他大学の方と組むことで、今までとは少しと違った動きに対応して動きを変化させていくことはとても勉強になりました。二段の拳士は3回生の方がほとんどでしたが、同じ拳士として親しく接してもらえて嬉しかったです。お互いに技をかけ合い、研究しながら高め合っていくのはとても楽しいです。組手主体の良さですね。学連主催の飲み会にも参加させていただきいろいろな人と交流できていい経験になりました。交流面では、まぁそれなりに成功だったと思います。自主練では基本を中心に稽古しました。いろいろ指導していただいたおかげで払受けが少し良くなったような気がします。一朝一夕でできるようなことではないので、教えてもらったことを土台に、これから練習を重ねる必要があります。来年の本部合宿で同じことを質問しているようなことがないようにしなくてはいけません。頑張ります。少林寺拳法漬けの5日間はたくさんイベントがあって疲れましたが、その分刺激も多く得るもの多い期間でした。なんだかんだ言って楽しかったです。以上、本部合宿の総括です。失礼します。