練習日記ミニ開眼〜


幹部

主務 蘭 直樹

今回の夏合宿において私は一つの目標をもって挑みました。
それは、9月に行われる全日本学生少林寺拳法大会にて
男子三段の部で入賞することです。
はっきり言ってこの目標を達成できるかはわかりません。
ただ、合宿という集中的な練習において何か目標を持つということは、
自分自信をさらに成長させることができます。
目標を持つことはあたり前のように感じられますが、
年月がたつにつれてどうしても日々の練習に慣れてしまい
こうなると向上心という、うまくなるために必要なものが消えてしまい、
成長しなくなってしまいます。だからこそ、
私は部員全員に目標を持って練習に、少林寺拳法に挑んでほしいと思います。
本当に当たり前のことですが、今回の合宿はそれを再確認することができました。


副将 一瓢 達也

いつの間にか三回生になってしまったので、
日記にも少しは運営の話も盛り込んだほうがよいのか迷いましたが、
今回はそのあたりには触れずに技術について書きます。

最近技の攻者の重要性に気づけました。
後輩の中に、特に柔法において、先輩によって言うことが食い違うと混乱してるものがいますが、
落ち着いて攻者に注目して欲しいです。攻者はだいたい同じように崩れてると思います。
崩れる前には顎が出てくるとかなんとなくわかればいいですね。

また柔法の意識改革の転機になったのは後輩の存在です。
思いっきり引っ張られたとき、捕まれたとき、果たして本当に効くのか、
食い下がってくる後輩がいます。
閂が効かない、急所の位置がわからない、あるのかもわからない、つねっても平気
もはや原始的にへし折って初めて痛みを感じるぐらいじゃないかという実にやり応えのある後輩です。
それだけにいろいろなところに足を運び、聞いて回り、さまざまな掛け方を教えていただき
やっと彼に技がかかったときの喜びは、少林寺拳法の技術修行における至上の喜びだと感じます。

どうせやるなら、これって使えるのかな、と疑念を持ってやるより、
少林寺拳法ってすごいなと思ってやるほうが楽しいと思うので、
疑念を取り払ってやれるように、掛け方をたくさん用意したいと思います。
ご指導お願い申し上げます。


副務 鈴木 恭平

幹部になって夏合宿を迎えることとなりました。
今までと違うところは旅行と区別して練習しているということ、
そして、幹部として自分達が主体となって合宿を運営するということです。

まず、旅行と区別して合宿を行うということについては、
これは幹部で話し合って取り入れたのですが、
やはりこの部のいいところが練習する時はしっかり練習して、
遊ぶときは遊ぶといったメリハリが効いているところだと思います。
今回の合宿では当初から練習のみと決めており、
引き締まった雰囲気で練習できたので自分的にも気持ちがよかったです。
その合宿を乗り越えてこそ、旅行をさらに楽しむことができるのです。

次に幹部として合宿を運営することについて、
今までは先輩がいたので、自分達はついていく、
技に関しても教えていただくといったことが出来たのですが、
今回は自分達で話しあって、合宿を運営しなければなりません。
後輩に技を教える、これはいままでもやってきましたが、
練習メニュー、怪我の対処といった、細かいところまで気を配る必要があり、
いろいろ幹部で話し合う機会が増えました。
また、自分はこの合宿で初めて主座を務めさせていただき、
なれないながらも、自分の掛け声に
みんながついてきてくれたのはありがたかったです。
これからいろいろしんどいと思いますが、
自分の成長と共に、伝えられるものは全て後輩に伝えたいと思います。


会計 玉井 沙織

 夏合宿では、監督、コーチ、OB、OGの方々に技を教えて頂き、
有意義な時間を過ごすことが出来ました。
幹部になって初めての合宿でしたが、
後輩の初めての演武発表を見ることが出来、
また、後輩と演武をすることが出来て、大変嬉しかったです。
技を教えることが多くなってきましたが、
合宿では久々に技を教えて頂き、勉強になりました。

 攻者はしっかりと攻撃をすること、
技も、習ったときよりもっと自然に技をかけること、
流れるように柔法をかけ、剛法も、一つ一つ切らないよう、
流れが大切だということが分かりました。
 今回の合宿では、基本的な技も、
何回も今までやってきた基本の動きも、極めれば、
もっと極められるな、と感じました。どんな練習でも、
自分次第でどうにでもなり、自分を追い込むことの大切さを知りました。
 演武練習では、監督やコーチ、OBの方々に教えて頂き、
誰かに見て頂くことは大切だな、と思いました。
数をかけることも大切ですが、見てもらいながらの練習は、
緊張するので、良い練習になるなと感じました。
全日まで日もあまりないので、数をかけながらも、
集中して細かいところまでなおし、流れを大切に演武していこうと思いました。


主将 辻村 吉隆

 自分にとって最後の夏合宿が始まった。
この行事にはいろいろ思い入れがあるのでそれを書く。
まずこの合宿は「自分が思う少林寺拳法部」をかたちにしたいという思いがあった。
それは先輩と後輩が礼儀をわきまえつつ、
それでいて部員ひとりひとりが先輩後輩の関係なく和気藹々と言葉をかけあい、
そして「堕落」でなく「気楽」に稽古し
切磋琢磨しあう雰囲気にさせることに心がけたことである。
さらにはそんな様子のなかで監督、
コーチの方々をはじめOB・OGの諸先輩から現役部員にご指導していただき、
みんなが少林寺拳法を本当に楽しむことができる合宿内容にさせようと試みた。

 あることに少しでも疑問やおかしいと自分が感じたことがあれば
その原因や解決手段を直ぐに、そして徹底的に考えればいいと思う。
どんな些細なことや当たり前のことでもいいと僕は思う。
これは技術にとどまるだけでなく、部活のこと、
さらには人が生きていくうえでも大切なことなのかもしれない。
「ずっとそうだったから」とか「去年がこうだったから」
という言葉に甘えて物事の本質を見失うことが一番危ないことで、
「常に考えること」が一番大事で今の自分たちに求められているである。
これにはかなりのパワーを要するけれど、難しいことではないと思う。
何事にも面倒くさがらないこと、正面から向き合うこと、
逃げないことが「常に考えること」を助けてくれるのだろう。
「常に考えること」は「常に変わり続けること」を生み、
「常に変わり続ける」ことは
「常に成長すること」を育ててくれることを信じている。

 例年とは違った夏合宿を考え、企画したのは後輩に「常に考えること」、
「常に変化し続けること」、「常に成長すること」を感じてほしかったし、
そういったことが難しいことではないことを知ってほしかったからである。
たった2泊3日の合宿では
「大きな成果」は得られることはできなのかもしれないけど、
先に言ったことの「小さなきっかけ」を
ひとりひとりが見つけてくれたら夏合宿は大成功なのである。
振り子突きの重心移動、鉤手守法の意味や、
少林寺拳法の教えの意味、
同志社大学体育会少林寺拳法部の意味を理解するうえで
夏合宿は欠かせないと思う。

 この日記を書いていて本当に先に述べたことが
全てできたのかは自分には分からない(多分半分くらいはできたカナ…)。
合宿を終えた今はたくさんの人に感謝の気持ちを伝えたい。
同期の幹部にはいろいろこの行事のプログラムを組み立てた時や
事務的な手続きを行う時に助けてもらった。
安道監督をはじめコーチの方々にも多くのご理解やご協力をいただいた。
後輩には新しい試みに文句言うことなくついて来てもらった。
OB・OGの諸先輩にはお忙しい中、ご参加してくださった。
本当にありがとうございました。

なんか4回生で書く開眼みたいになっちゃいましたけど、
要は楽しく少林寺拳法をみんなでやって、
日々の部活をはじめ大会や行事を通じて成長しましょうということですよ。
来年はOBとしての参加なのか否か今から楽しみです(笑)


渉外 中尾 友則
今回の夏合宿は幹部になってからの初めての行事で、
成功する期待と中途半端に崩れてしまいそうな不安が
自分の中で入り混じっていた。
二年前の夏合宿で初めて演武を教わって、
昨年の夏合宿で投げ技を意識した演武をやり始めて・・・
と考えると月日が過ぎていくのは早いように思われる。
今回は幹部として後輩を引っ張っていく立場での合宿2日目には
主座をさせていただいたが、
自分が伝えたいことを上手く言えなくて反省点が多かったようだ。
しかし失敗とか反省をすることで成長できると信じて今後の練習にのぞみたい。

今回の合宿において、技を覚える作業よりも応用していく作業を
重点的におこなっていった。自分が知っている技のかけ方もさらに分析しつつ、
新たなやり方を理解しながら練習していくというのも
なかなかない経験なのですごく充実した合宿になったと思う。
大学で物理学を勉強するのと同様に少林寺拳法にも意味を知って
技を勉強しなければならないものだろう。
説明をすること、理論づけることは日常においても必要なことで、
あたりまえのことを注意して見ると新たな発見があるかもしれない。
全部に対して理屈をつければいいって訳ではないが、
多少は意味を考えてみることも頭の体操になって、何か得られるだろう。


統制・学連委員 舟越 康二

三回目であり、三回生として迎えた夏合宿を終えて思うところがいくつかある。
一つは、合宿、つまり、部の行事における幹部の責任についてである。
部の行事を行うに際しては、幹部には責任が生まれる。
春学期を以って幹部を交代し、行事を運営していく者として
様々なことを考えなければならず、様々なことを勘案した上で
最良と思われる結論を出すことが求められる。
ここで重要なのは、当然ながら「考えること」である。
過去の部の運営を前例として部を動かしていくことは、
部としての積み重ねであり、伝統であると言える。
しかし、部の運営を前例にだけ頼ってはいけない。
何故この形式で行っているのか、何故こうしてはいけないのか、
こうすべきではないのか、と物事の根拠を考え、
より良い方策を考えることが幹部の責任であり、
部の発展につながるのであろうと思う。
今合宿はそのことを考えるよい機会となった。秋以降につながる糧としたい。
二つ目は、今合宿にいらっしゃった諸先輩方に関してである。
今合宿には監督、コーチの方々をはじめ、OBの方々がいらっしゃって下さり、
ご指導を賜ることができました。
普段の現役のみによって行われる練習よりも、
さらに充実した内容の練習が行われたと思う。
自分自身多くの御助言を頂き、感謝の念がたえない思いであるが、
特に、感じ入ったのが忙しい中、
御時間を割いて現役を指導してくださる諸先輩方のその思いである。
先輩方が現役を指導してくださるということは、
何物にも代えがたいことであり、とても重要なことであると思う。
現役もそのことを認識して、練習を行う必要があると
改めて考えるきっかけになったといえる。
最後に、この合宿で得たことを風化させないように、
秋以降の練習に励みたいと思う。



二回生

神田 正教

今年で二度目の夏合宿ですが、
今年は例年までとはやりかたが変わって二回にわけてやりました。
練習をしっかり集中してするといった面では良かったと思います。

 そしてこの夏合宿では、監督、コーチの方々にずっとみてもらえたので
大変技術の向上にもつながったと思います。
 まず、今回の合宿では基本の練習よりも技の練習が主として行われました。
まず、きほんですが、自分は形をずっと意識していて
突きの後に元の位置に戻るのが遅かったり、
スピードが全くなかったりするので
今後はその辺りを意識しながら練習していきたいと思います。
 また、技では今までに習ってきた技をまた指導していただいたのですが、
コーチの方に今まで習ってきたものをそのままやっていくだけではなく、
少しずつ変えていくようにとのご指導をいただきました。
 全体的にみてこの合宿では普段の練習よりも
客観的に自分の技術をみることができ、確認することができたと思います。
 今後の練習もこの合宿でできた課題を頭においてやっていきたいと思います。


濱西 直哉

8月31日から9月1日まで例年とは異なり、
同志社大学真誠館で夏合宿が行われました。
合宿内容は基本練習、胴突き、胴蹴り、
運用法、武階級別に分かれて練習をしました。
基本練習では文字通り基本を忠実に行うのですが、
これまでの正規練習で何十回も何百回も基本練習を行ってきたため慣れから、
突いたら元の位置に戻る、
上段、中段を突き分けるなど初歩的な基本をあやふやに行ってきており、
自分は全然出来ていないのだと感じました。
武階級別では瀬古コーチに4段技を教えていただきました。
やはり4段技はこれまでの技とは違い、
自分はあまり動かず相手の力を100パーセント利用しなければ
技が掛からないものが多く、とても難しいのですが、
同時に少林寺拳法の奥深さや楽しさが感じられました。
合宿初日には毎年恒例の1回生道訓暗唱の抜き打ちテストを行いました。
去年自分が苦しんだのを思い出し、月日が経つのは早いなぁと思いました。
今回の夏合宿は基本と4段技を数多く練習でき、
また遊びと合宿を分けたためメリハリがきちんとでき、
とても充実した合宿ができたと思います。
来年も、今回の様にメリハリがあり充実した合宿をしたいと思います。
失礼します。


平澤 岳彦

 第一の収穫は初日の山内さんからのご指導です。
山内さんから指導をいただいたのは初めてのことなので、とても新鮮でした。
運歩法から技に至るまでお世話になりました。
特に運歩は足で雑巾掛けをするように動くイメージで行うと
教わったのは斬新的でした。
合宿中、そのイメージを意識しつつ練習をしましたが、
いままでより動き易くなった気がします。
具体的に言えば、前に出る時、前の足を床に引っ掻けて躓くということが
少なくなりました。重心を保つためのイメージ、
個々の技におけるイメージなどたくさんのことを教授していただいたので、
これのら事をこれからの練習の中で意識しつつ、良い動きを目指したいと思います。
 四段技を多く練習できたのも大きな収穫となりました。
四段技は普段の練習の中で集中的に練習する機会が少ないので、
技練の時間はとても嬉しく楽しい時間でした。四段技はどの技もとても難しく、
上手くできることは稀で、一度コツをつかんだと思っても次の瞬間には
出来なくなっています。たぶん、相手の動きに合わせて動いていないのが
原因だと思うのですが、簡単に克服できそうに思えません。
反復練習による熟練が必要であると実感します。
ただ、教わる前と後ではだいぶ動きが変わりました。
上手く表現できませんが、技を行うさいの引っ掛かりが大きく解消された気がします。
よりスムーズになったということです。改善点も多く残っていますが…。
今回教わった技のポイントを整理しつつ、
四段の動きと技を体得できるように修練を重ねたいと思います。
 少林寺拳法漬けの三日間で、疲れましたが、
それでも楽しくてしょうがない時間を過ごせました。
基本も技も、集中して練習したことで少し前進できたと思います。
この成果を全日で出せたら最高だと思います。
そのためにも本気の練習を重ねていくつもりです。
雑用をこなしてくれた後輩と、
お世話になった先輩、ご指導いただいたOB、コーチ、監督の方々に感謝です。
どうもありがとうございました。



一回生

越智 優卓

僕はこの度の夏合宿に途中より参加させていただきました。
同回の皆と2、3回生の先輩方には多大な迷惑とご心配をおかけしました。
この場を借りて今一度謝罪とお詫びを申し上げさせていただきます。
申し訳ありませんでした。ありがとうございました。

2日目の練習では安道監督のもとで技のご指導をしていただきました。
僕はこの頃技の練習、特に柔法の練習をする時には
実際の護身術としてその技が使えるか、
上手く使うにはどのような工夫が必要か、
などを考えながら取り組むように心がけています。
例えば切り小手を教えていただいたときに
相手の正面に立つことが一番かかりやすい位置だと習い、
それでは相手の空いている方の手で上段等を狙われるのではないかと考えました。
そのことを安道監督にお聞きすると相手の抵抗を簡単に防ぐ方法を教えていただき、
実際にかけていただき非常に納得いたしました。

3日目は基本の練習と演武練習、演武発表がありました。
全日で単独演武に出場することになっている僕は、
この日の演武発表を3回生の一瓢さんと組ませていただくことになっておりました。
結果だけを申し上げさせていただきますと僕の演武中の動きは惨憺たるものでした。
気持ちが先走ってしまい頭が真っ白になって次の動きを忘れ、
一瓢さんに目で合図をいただくことも度々でした。
特につばめ返しからの動きはスピードを求めるあまり雑になってしまいました。
これらを改善するには最低100回は通しでの演武練習をして
自分の意識するところを直してゆく必要がある、
という一瓢さんのお言葉通りこれ以降の演武練習を頑張っていきたいと思っています。

最後にこの合宿を通して、
人と人とのつながりの大切さを再び考えさせていただきました。
これからもそのつながりを大切にして修行を楽しんでいきたいと考えています。


木下 昇大

夏合宿の間は安藤監督、コーチの方々、OBの方々、
先輩の方々に御指導して頂きました。
普段の練習では出来ていなかったところを御指導して頂き、
改めて基本の大切さを思い知ることが出来ました。
例えば、引きや下がりが遅い、受けで引き手を使えていない等です。
当然これら一つ一つが演武に影響されるのですから、
全日本大会で良い結果を残すためにも、それらに重点を置きたいと思います。
また、夏合宿を期に一回生が
二回生から仕事の面での御指導を卒業することになりました。
不安はありましたが、一回生同士協力して、どうにかこなせたと思います。
来年に入ってくる新入生に堂々と胸を張れるよう、
これからはより気を引き締めて仕事をしていきたいと思います。
最終日には初めての演武発表をさせて頂きました。
いざ本番になると頭が緊張で真っ白になってしまい、
全力を出し尽くせなかったというのが、今回の感想です。
残りの日で動きを体に染み付かせようと思います。
最後に御指導してくださった安藤監督、コーチの方々、OBの方々、
先輩の方々にお礼を申させて頂きます。
ありがとうございました。失礼します。


坂井 七衣

8月30日から9月の1日にかけて、真誠館において夏合宿が行われました。
今回の合宿は遊びと練習とを分離し練習に打ち込むという初の試みで、
先輩方にはきつくないと聞いていましたが、
夏休みを経て体力もすっかり落ちてしまっている私には結構くるものがありました。
しかし、連日監督・コーチ・OBの方々にも熱心なご指導を賜り、
自分自身への飛躍へもつながり、とても有意義な合宿だったと思います。
さてその内容ですが、私が一番心に残ったものは前川コーチにご指導頂いたことです。
前川コーチに一定時間ついてご指導を頂くのは1回生としては初めてのことで、
技などに入る前に徹底的に基礎をやりました。
振り子突きから始まり受けや天地拳と続いたのですが、
前川コーチのひとつひとつのご指導やお言葉に、
如何に基礎が甘いか改めて思い知ることができました。
普段もよく先輩方に言われていても中々出来ていない引き手を使い方、
肩腰の返し方、突いた拳をすぐに戻すこと、瞬時に復位を心がけること…
それらを前川コーチについて頂いた短期間で集中的に改善することができました。
とは言ってもまだまだ十分にご指導をいかしきれていないので、
これからの日々の基礎練でもそれ らのことを常に留意しつつ
基礎をつめていきたいと思います。
また、夕食後に行う演武練習も1回生としては初めてのことでした。
日中の練習でへとへとになってしまいながらの演武練習でしたが、
監督やコーチやOBの方々、そして先輩方のところへ自ら行き、
教えて頂くことで練習に身が入りました。
安藤監督についてご指導を頂いたときは、演武を見て教えて頂きながら、
構成にいくつかの変更点があり、演武の見せ場や魅せ方を学び、
少し演武の見方がわかったような気がします。
蘭先輩や中尾先輩に見て頂いたときはひとつの構成についても
たくさんの改善点を教えて頂きました。
それらは自分たちには全く気付けていないことも多々あり、
その的確なご指摘に、誰かについて教えてもらうことの大切さを実感しました。
今までは遠慮があったりもして
積極的に先輩方のところへ教えてもらいに行くことが出来ていなかったので、
これからもっと自分から動いていきたいと思います。

安藤監督にご指導頂いた武階別の技練習では、
3級試験でやったような基礎的な技を集中的にやりました。
中でも監督のご指導を踏まえて小手抜きをやったとき、
初めて綺麗に抜くことができたように思い感動しました。
瀬古コーチやOBの大庭さんにもよく見て頂き技のコツをつかむことができました。
小手抜きという基礎的 な技も、
3級レベルの小手抜きから段レベルの小手抜きまで
レベルアップしていくことの必要性を学び、
またその技に磨きをかけていく楽しさを知りました。

また、1日目の夜には抜き打ちで鎮魂行のテストがありました。
私は割とスムーズに合格することができたのですが、
全員合格までは明け方近くまでかかったようです。
もちろんテストを受ける側の1回生も大変でしたが、
テストをして頂く2回生の先輩方はもっと大変だったと思います。
その中でも小言ひとつ漏らさず、最後まで快く付き合ってくれた先輩方には
感謝と共に尊敬の気持ちでいっぱいです。
常に1回生のことを考えてくれて、
不出来な自分たちに熱心に指導してくれる先輩方に、
これからもずっと付いていきたいです。

そして最終日の演武発表。これも初めての経験でした。
たくさんの目がある中での演武はとても緊張してしまい、
途中でよろけたり少し止まってしまったりと思い通りにいかず、
課題を再認識するきっかけとなりました。
先輩方の即興演武もとても素晴らしく、いろいろと圧倒されました。
次の夏合宿までにセンスを磨いておかなければと思いました。
以上、3日に渡った夏合宿を一部抜粋したに過ぎませんが、
その一部を振り返るにしてもたくさん学ぶことがあったと思います。
とても有意義な合宿でした。
このような機会を設けてくださった監督、コーチ、OBの方々、
そして幹部の先輩方には感謝しています。


佐藤 奈央美

今回の夏合宿で学んだことはたくさんありますが、
特に3つのことを書かせていただきたいと思います。
まず一つ目は、ミーティングのときに話させていただいたように、
基礎がとても大事だということです。
今までは、実際のところ、様々な動きを覚えるとき、
先ぱいの動きを見てまねをするという形で練習をしてきました。
しかし、今回の合宿で、普段の練習ではなかなか教えていただけない
コーチや監督の方々から基礎や技などを教えていただき、
どの練習をするにも、まず基礎がとても大切だということを学びました。
そして、一つ一つの動きには意味があり、その意味を理解し考えながら、
練習することが大事だということも学ばせていただきました。
また、自分自身の長所と短所を知ることは勇気のいることだけれども、
その2つを知ることによって、自分の長所を伸ばし、
短所を克服することができるということも学ばせていただきました。
そして、2つ目は、同回のみんなや先ぱいの大切さです。
1日目の夜に動訓などのテストがあり、私はテストになかなか合格出来ずに、
時間が長くかかってしまったにもかかわらず、
2回生の先ぱいの方々は、厳しくも優しく、きちんと憶えて言えるまで、
そして夜遅くまで付き合ってくださいました。本当にものすごく、感謝しています。
そして、もう自分達はテストに合格したのに、
私達のために夜遅くまで起きて待っていてくれた同回にも、
本当にとても感謝しています。

その先ぱい方や同回の支えがあったからこそ、自分は合格出来、
合宿もどうにか乗りきることが出来たのだと思います。
この場を借りて、心からお礼を言わせていただきたいと思います。
最後の3つ目は、演武練習についてです。
一言では言い表せられないのですが、先ぱい方やコーチの方に見ていただき、
たくさんの改善すべき点を教えていただきました。
まだまだ未熟者ですが、合宿の前よりは、
どんな演武にしていきたいのかが明確になってきました。
ですので、全日に向けて指摘していただいた点に注意しながら、
これからの練習に励んでいきたいと考えております。


多田 早織

私はこの夏合宿の三日間で、自分が中拳士三段の拳士であるという自覚と、
少林寺拳法の拳士であることを改めて実感出来ました。
資格別技術の時間では、先輩方に混じり、四段技をコーチに教えて頂き、
また全員での技術の時間では、級拳士の技をもっとなめらかに、
もっと三段拳士らしく、と工夫を凝らして練習する機会を頂き、
本当にたくさん考えさせられた三日間となりました。
新しい技を教えて頂くことはとても楽しく、
出来ないなりにコーチの真似をしたりして習得して行くのが私は好きです。
しかし級拳士の技も決しておろそかにすることは出来ず、
より上を目指さなければいけないのだと思いました。

また演武の練習も行い、全日本学生大会に向けて、
もっと私は頑張らないといけないなと思いました。

今回の夏合宿で、普段は指導をして頂きにくい安藤監督や、
瀬古コーチ、前川コーチ、OB・OGの先輩方からの指導を頂くことが出来、
本当に貴重な時間だったなと思います。

この三日間で感じたこと、得た技術を忘れず、
これからに繋げていきたいと思いました。


中島 彰彦

夏合宿が終わりました。
僕は春合宿の経験から、
夏合宿は無茶苦茶な練習はしないという先輩方の言葉を信じていませんでした。
春合宿の時も先輩方は「ちょっとキツいよ」とおっしゃっていました。
僕はもう騙されないと心に決めていたので、半信半疑で油断せず夏合宿に向かいました。
実際は普段の正規練習の様な形での練習でした。

今回の合宿で学んだことは基本の大切さでした。
突き蹴りや運歩法などの基本が出来ていないと何も出来ません。
秋学期は春にも増して基本を重視して練習に取り組み、
早く先輩方の様に動けるよう頑張ります。


二宗 瑞紀

8/30〜9/1に渡って、夏合宿に参加しました。
今年の夏合宿は例年と違って稽古と旅行に完璧に分けて行ったそうです。
夏合宿は春合宿に比べて比較的に楽だと聞いていましたが、
夏休みで寝ている体にはしんどい時間帯もありました。
メニューの中心は技練で、監督やコーチの方に指導していただきました。
その時、3級技の復習から始まったのですが、
号令に合わせて体が反応できず、日々の復習不足を意識させられました。
3級になった今、2級の技と同時に、
教えていただいたことはいつでも出せる姿勢が必要だと改めて思いました。
それは練習内容だけでなく、胴の着けはずし、
お出迎え等にも当て嵌まることだと思います。
こう振り返る機会を得たので、今一度、最初から確認していこうと思いました。


山田 大貴
一回生にとって、春合宿以来、二度目の合宿である夏合宿では、
新たに演武の練習が加わりました。最終日に演武発表が控えている事もあり、
演武の練習では、普段からもっと練習をしておけば、
とパートナーと一緒に始終後悔していました。
演武の構成には新しい技が沢山入っていて、覚えるだけでも一苦労しました。
その一方で、この合宿は、基本を見直すことに重点をおいています。
今回初めてご指導頂いた前川コーチには、
少林寺拳法で行う動作には全て意味があるのだから、
その意味を先輩に聞くなり自ら考えるなりして知ること、
ただ教えられた通りに動くのでは上達はのぞめないことを教わりました。
その他、これまで二回生に手伝って頂いた食事の準備が一回生に任せられましたが、
失敗しないよう頑張っていきます。


安田 千海

夏合宿の練習日記を書かせていただきます。

一日目は非常に慌しく、とにかく落ち着こう、自分にできることをやろうと必死でした。
越智の件はあまりに突然で驚きましたが、無事で本当によかったです。
技練習では安道監督にご指導していただきました。
体重を利用した投げを中心にした練習で、
相手が崩れた瞬間に大きく捌いて倒すことの大切さを再認識しました。
夜には鎮魂行のテストが行われました。
自分の場合、道院時代に誤って覚えてしまった点を修正するのに苦労しました。
詰まりながらも唱え切ることができてホッとしました。
10人全員が終わったときはとても嬉しかったです。

二日目には右端をやらせていただきました。
監督・コーチがいらっしゃる時の右端は初めてでしたが、
なんとか乗り切ることができました。
技練習では前川コーチから、五花拳につながる、
相手との接点を切らない技の掛け方を教えていただきました。
午後の技練習で教えていただいた送小手は、
いままでの観念を打ち破られ、新たな発見がありました。
そして、もっと技を自分なりに研究していこうと思いました。
受けの練習では、気が付けば左腕がパンパンに腫れていました。
しっかりとした内腕での受けを身につけなくてはいけません。

三日目は早朝から熱中症ではないかと思う程クラクラでした。
体育館ハウスの清掃のときには判断力が鈍ってしまい、
まだ使っていない掃除道具の回収に行ってしまいました。
その際、動揺のあまり言葉に詰まってしまった
自分の気持ちを汲み取ってくださった一瓢さんには本当に助けられました。
ありがとうございます。
演武練習では、蘭さんから熱心にご指導していただきました。
テーマは「調息」ということで速く動く必要はなかったのですが、
一つひとつの動きを正確にすることが想像以上に難しかったです。
蘭さんの結手構えからの下受がとても格好よく、
いつか自分もあんな構えができるようになりたいと思いました。
演武発表は普段より和やかな雰囲気の中で行われましたが、やはり緊張しました。

全体を通して、体捌きや受けといった基本の未熟さを痛感しました。
全日に向けて、迫力のある演武ができるようにこれからも精進していきたいと思います。