練習日記ミニ開眼〜


3/1(土)副将 村上 友規

本日の土曜練習会の練習日記を書かせていただきます。
恐らくこの土曜練習会の練習日記も今回で最後になると思います。
さて今回は逆小手や押切抜、などの基本的な技を全体で行ったわけですが、
自分の不甲斐なさに落胆しました。日頃言ってるポイントを自分も守れておらず、
コーチの方の手厳しい言葉を戴きました。 しかし、手厳しい言葉をいただくのはその時は凹みますが
実際は注意されて良かったのだと思います。 自分もそういう雰囲気の方が好きですから。
 ところで、三段練習に合流して技を行ったんですが、ここでのテーマは円運動です。
振捨表投や木葉返などの円運動の理論を用いてそれを体現化する事に苦労した。
力を抜き、なるがままに、自然体で。次のステップに速く到達したい。

3/3(月)主務 廣井 和貴

今日から三回生ということで、本日は私が記述いたします。
本日の練習は、ランニング・基本・技・筋トレという構成でした。
基本の時間は、春名が開足中段構えから「基本」を見直すべく、突き・蹴りの練習をしました。
技の時間では、級の受験者・二段受験者・三段受験者の3つに分かれて練習しました。
私は三段受験者のところにいて、幸田を中心に、抽出科目の対策をしました。
また、先日の仮試験で受け身にチェックが入った部員がいたので、受け身の復習もしました。
そして、連絡の時間で、私は「道衣」に関する注意をもう一度しました。ほとんどの部員は問題ないですが、
4月1日から「卍」が入った「道衣」や帯が一切使えなくなります。
その不注意のために、大会などの公式行事に出られなくならないように気をつけてほしいと思いました。
最後に、3月3日は私の誕生日で、後輩に事務的な連絡をしていたら、
後輩自ら「お誕生日おめでとうございます」と言ってくれたのが、嬉しかったです

3/5(水)副将 村上 友規

失礼します。本日の練習日記は三回生村上が書かせていただきます。
本日は大学拳法生活における最後の主座を勤めさせていただきました。
前日に気合を入れて伝える内容を考えてきた甲斐あって、
多少睡魔はありましたが大体は伝えることができたと思います。
こうして考えると歴代の先輩方が後輩である我々に伝えたかったものがあり、
どういう気持ちで最後の主座に立たれたのか、
今になってその気持ちに近づけたような気がしました。
本日は基本(速い突、重い突、運歩、蹴、連)、
技(内受突、流水蹴、上受投、小手投、剛法掛稽古、
ちょっとした秘密の練習)をしました。
●概要●
[当身の速度]…突きを速く突く為には全身の脱力。体軸に意識を置き、手足は無いもの。
[重 い 突]…突きで体当たり。全身で拳で体当たり。
[運   歩]…重心が落ちるのに合せて蹴る。
[  蹴  ]…バスッと
[  連  ]…体軸(コア)で動く、手足は飛んでいくだけ。
見たいな感じです。やり方は自分のイメージを言葉にさせてもらった故、
級、初段の拳士には少々分かりづらかったのもあると思いますが、
4回生になるくらいには理解できるので頭の片隅に置いといてね。
けど、一番言いたかったのは、何度も口にした
「先輩は補助しか出来ないから、上手くなるには自分の修練しか無いから」、
突きにしても最初は目標を設定して(例えば重い突)何度もやる。
やっていくうちに300回に1回くらいでピンと来るものがある。
その感覚を忘れないまま何度もやる。
するとその突きが100回に1回、50回に1回、10回に1回となって最終的に身につくし。
あとは運用するだけ。
技やけど、俺が言ったことは本部合宿で解決しに行くし。
どこまで同志社の技が通じるか分からんけど本部合宿は非常に楽しみだ、
本部で学問を忘れて1週間少林寺拳法に没頭できるという意味で。

3/7(金)統制 菊谷 啓貴

後期練習最後の練習日記を書かせていただきます。三回生の菊谷です。
本日は金曜日だったので、林先生が来られ、一級の昇級試験と三段の技の復習をされました。
僕を含める十数名はそれに該当しなかったので、林先生が一級、三段の指導をされているときに、
僭越ながら僕が技の指導をさせていただきました。
内容は柔法の崩し→落し→外しをやりました。
まずは「崩し」。人間は二足歩行なので、それゆえに不安定。
それを利用してまず六方向(開足の状態で、前、右前、左前、後ろ、右後ろ、左後ろ)の
いずれかに崩します。崩れ方は人それぞれですが、崩れた時のサインとして人間が崩れた時には
もれなく「顎」が出てくるのでこれを目安とします。
次は「落し」。上記の崩しを維持したまま真下に落とすだけです。
ポイントは真下というところにあり、引力の方向に逆らわずに落とすというところにあります。
最後は「外し」ですが、これはそんなに意識することなくできると思います。
なぜなら落しでで人間が自分の方に倒れてくるのを避ければいいだけで、
これは人間の自然な反射だからです。しかし外しはかなり重要事項です。
よく崩した後に引っ張ってしまうという人がいます。これは落としの前に、外しをやってしまっているのです。
崩し→落し→外しは、この順番にやって初めて相手を倒すことのできる理論です。
この理論を知っていれば、たいていの技に応用できるので、しっかりと練習して自分のものにしましょう。
時間が余ったので、三級技の腕十字の指導をしました。僕もそうでしたが、やはり大多数の人が、
せっかく肘を出しているのに地面と垂直方向に天秤をとっていました。
活字にするのは難しいのですが、この技はただ単に地面と平行に天秤を攻めるだけでかなり効くようになります。
天秤を攻める方向などは考えればすぐ答えが出ることなのですが、
先入観がそれをさせなくしているのです。これは技に限ったことではありません。
プチ主座をして、僕が伝えたかったことは技そのものではありません。
普通に行っている技こそ疑ってかかること。
僕はホワイトボードやいろんな小道具で説明をするのですが、
たくさん考えて、自分らしく、そして何より楽しく説明をするということ。
つまり聴覚だけでなく、視覚、触覚、第六感までに及ぶようには
どうすればいいかを考え抜くこと。そして社会にでてから技としてではなく、
この「考え」を大事にすること。新幹部には覚えておいてほしいです。
後期最後の練習と書き、周りもそう言ってましたが、最後なんて僕は思ってません。
自分たちが勝手に決めたことで、もし誰かが「やるぞ」と言えば集まると思います。
ということは最後ではなく、また最後なんて永遠にありえないと思います。
就職活動で忙しいらしい現幹部に言いたいです。
部活のために一生を棒に振れとは言いません。ただ信頼をなくしてしまった原因は、
部活に来ないことじゃなくて、自分を第一に考えてしまったことだと思います。
残り数カ月で幹部交代するけど、最後に笑って引退しようや。