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卒業生の声

第32代 瀧本修往

少林寺拳法部は、3つの自信をつけてくれたと思います。

1. 精神的な自信
私が社会人になったのは1996年なので、28年も社会人生活を送っています。
化粧品会社でずっと営業の部署で働いていますが、28年もやっていれば、会社も自分自身も良いときばかりではなく、非常に厳しいときもありました。
そんな厳しい状況の中で、「何かできるはずだ、どうしたら上手くいくか」を考えてこれたのは、少林寺拳法部の練習の中で、それを経験してきたからだと思います。

2. 身体的な自信
私が少林寺拳法部に入ったのは、大学入学当時の私は小柄でひ弱でしたので社会の荒波に出ていく中で、家族など大切なものができた時、それを守る自信をつけたかったからです。
実際4年間の練習でかなり身体的に強くなりました。
そして身体的な自信は、社会人生活の中で、トラブルに巻きこまれても「最悪何とかなる」という、自分の中で不思議な余裕が生まれています。

3. 人間関係の自信
大学のクラブは高校までと違って、部員が自主的に運営する割合が多く、社会人に近いと思います。
自分たちで、「自分たちのクラブをどうしていきたいのか」を考えることができます。
その中で仲間と一緒に作り上げた人間関係構築力は、社会人になっても非常に役に立ちました。

最後になりますが、こうやって文章を書いていると、大学という多数の学生が存在し、4年で卒業していく中で、私には、特別な関係の仲間や帰属場所があり、そしてそのつながりを生涯続けることができるということは素晴らしいことだと、今あらためて思います。


第42代 尾野哲矢(文章)

小学二年生の頃から少林寺拳法を始めました。大学での四年間の少林寺拳法部の活動後は、卒業後の勤務先にある高松市の道院で続けています。年齢の3/4ほどを少林寺拳法と歩んでいる形になりますが、今なお少しずつでも継続できているのはこの部での活動あってのものと考えています。
現役時代は、先輩・同期・後輩の各階層で技術的・精神的にもとても素晴らしい方々に恵まれ、何とか四年間やっていくことができました。特に人数の少なかった同期にはこの文面では話しきれないほど支えてもらい、今でも感謝しかありません。
大学卒業後は、仕事の関係もあり今まで通りの修練は難しい中でも少林寺拳法を続けています。OB・OG・現役合同練習会では現役の皆さんが頑張る姿を見ることができるだけでなく、卒業後も少林寺拳法を継続している仲間たちがいることを体感できました。また、部活動外でも大会・武専などで会う人たちは、私自身だけでなく、この少林寺拳法部と何かしらのつながりがあった人も多いです。このように卒業後も少林寺拳法を継続しようと思えるのは、社会人になり、仕事関係のみの人間関係になりがちなところに、利害なく「少林寺拳法」というコミュニケーションツールを介して様々な人と接することができるから、という点が大きいと考えています。このコミュニケーションという点は、社会人になり仕事を行う中でも非常に重要な要素となっているため、結果として仕事にも役立っているのかな、と感じております。
同志社大学体育会少林寺拳法部での活動は拳法の技術向上以外にも得るものは非常に多く、卒業後にも自分の支えになってくれると思います。体育会なので大変なことも時にはありますが、四年間過ごした後には、何にも代えがたいものを持って社会に羽ばたけます。初心者の方も経験者の方も、ぜひこの部の門を叩いてみてください。いちOBとしてもお待ちしております。


第51代 高田ありさ

私は高校時代、茶道部に所属していました。大学に入学し、「初心者歓迎」と銘打たれていたことに惹かれ少林寺拳法部に入ったものの、当初は少林寺拳法未経験な上に文化部出身、また男女混合の“体育会”の部活であることから「自分はついていけるのだろうか」と、とても不安でした。
実際に入部してみると、想像していた通り体力的に厳しい場面は多々あり、またそれだけでなく、真剣に取り組むことで生まれる精神的な葛藤、幹部になってからは運営の難しさ等、今まで経験したことのない苦難の連続でした。
しかし、どれだけ時間がかかってもできるまで練習につきあってくださる監督・コーチや先輩方、生意気だけど真摯に練習に打ち込む良い後輩達、同期という共に助け合える仲間の存在によって、この部活での日々は厳しくも心身ともに成長を感じる楽しいものでした。
厳しい練習によって、最初は練習についていくのがやっとだった私でも、全日本学生大会での女子団体優勝等の成績を収めることも出来ました。今まで大して運動経験もなく、得意でもなかった私が全国規模の大会で記録を残せるようになるなど、この部活に入部するまでは信じられないことだったため、自分でもやればできるという、本当に大きな自信になりました。
また、成績だけでなく、日々の練習に真剣に取り組んだこと、後輩指導に頭を悩ませたこと、運営のために男女関係なく時に喧嘩のような激論を交わしたこと、この部活で全力で頑張った経験それ自体が、特に社会人となってからは心の支えになりました。「あの時あれだけ頑張ることが出来たのだから、今回だって出来るはず」という自信が、今でも目標達成やステップアップのため踏ん張りたい時等、ここぞという時の胆力の源になっています。
未経験であっても、女性であっても、本気で取り組めばこの部では活躍することが出来ます。何事も努力すれば全て報われるというものではないですが、全力で取り組むことで結果がついてくるという経験をこの部で得ることができたのは本当に貴重な財産です。私は、あの時悩みながらも勇気を出して一歩踏み出した自分自身に感謝しています。皆さんもご自身にとって悔いのない選択をし、素晴らしい学生生活を送られることを願っています。

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