御挨拶
部長挨拶

同志社大学はその教育理念の一つに「自由主義」を掲げています。自由と聞くと、体育会のような上下関係の厳しい組織とはそぐわないように思うかもしれません。しかしここで言う自由とは、決して自分の気の向くまま好き放題にやることを意味するのではなく、むしろそうした本能的な欲望に抗って自らを厳しく律し、まさに自分の意志で自らの行動を決めることを意味します。例えば、眠い、さぼりたい、嫌なことはしたくない、などの欲求は誰しも持っていることでしょう。しかしそうした欲求に負けて本来すべきことをしないのであれば、それは本能の奴隷であって、決して自由な人間であるとは言えないのです。
その意味で、体育会少林寺拳法部はこの自由の精神を涵養する最良の場であると言えます。監督、コーチ、先輩、OB・OGの指導の下、日々の厳しい練習や大会を通じて様々な困難を克服することで、個々の部員が自らを律することを習得し、ひいてはそれが部全体としての組織力の向上にも繋がると信じます。今後も同志社大学体育会少林寺拳法部から多数の自由で有為な人材が社会へ輩出されることを願ってやみません。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
監督挨拶

合掌
新型コロナウイルス感染症の影響により、我が部の活動にも様々な制限がかかってから二年が経ちました。その間も私をはじめコーチや現役幹部は、部員そして日頃よりご支援いただく皆様にとって最善の活動は何かを常に模索しながら、知恵を絞って新たなことにいくつも挑戦して参りました。
さて、ご存知のとおり同志社大学建学の精神は「一国の良心ともいうべき人物を養成すること」であり、一方で少林寺拳法創始の目的は「人づくりによる国づくり」であります。つまり、同志社大学体育会少林寺拳法部の活動目的は「“自己確立・自他共楽”を基本理念とする少林寺拳法の修練を通じて、“一国の良心”ともいうべき人物を育てること」、すなわち“人づくり”ということになります。
我が部は、多くの皆様の努力と思いが脈々と受け継がれ、来たる2023年に創部60周年を迎えます。この60年間で我が部を取り巻く環境は大きく変化しましたが、今後それは更に加速されるでしょう。我々は指導者、部員、更にはOB・OG会も含めて一致団結し、その変化に柔軟かつ迅速に対応していきますが、どのような時も“人づくり”という活動目的は一貫して参ります。
OB・OG、部員の保護者、そして関係者の皆様。将来に渡って我が部が発展し続けるには、皆様方のお力添えが不可欠です。今後ともご理解とご協力のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
コーチ、トレーナー、そして部員の皆さん。我々は「人格、技術、運営の三拍子が揃った“世界一のチーム”」をスローガンに今後も走り続けます。前向きにチャレンジ精神を忘れず、主体性と積極性を大切にしながらも、お互い尊重し援け合って活動しましょう。また、自分達を支えてくれる方々に感謝し続け、そして夢や感動を与えられる“世界一のチーム”になりましょう!!
再合掌
主将挨拶

私たち同志社大学体育会少林寺拳法部は、全員が全力で部活動に日々励み、自らの成長を実感できるよう取り組んでいます。
2020年以降は新型コロナウイルスの影響により、練習環境が激変し、様々な行事も中止になりました。練習方法をはじめ、部員同士やOB・OGの方々との繋がりの在り方などを考え直さざるをえなくなり、これまで「当たり前」だったものが、そうではなくなっています。
しかし2022年からは徐々に例年に戻りつつあります。そこで60代一同は「例年のノウハウ」+「コロナ禍のノウハウ」を引き継ぐと共に更なる部の発展を目指します。そして「チーム同志社」として60代だけでなく、先輩や後輩、指導者の方々など周囲の方々を巻き込み、全員が同じ方向へ進む運営をする所存です。そのためにまずは、私自身が部のリーダーとして、誰よりも少林寺拳法に、更には部員一人ひとりに対して真摯に向き合って参ります。
最後になりましたが、監督・コーチ・トレーナーの方々、OB・OGの方々、保護者や大学関係者の方々、平素より多大なるご支援を賜り感謝を申し上げます。皆様のご支援なくして、私たちが部活動に全力で取り組める環境は成り立ちません。今後ともご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。