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卒業生の声

畔柳 達彦 第43代OB(2007年卒)

私は卒業後、企業に就職して広報/宣伝や人事採用の仕事をしてきました。またキャリアコンサルタントの国家資格を取得し、個人的にキャリアや就職活動の相談対応を行ってきました。
採用面接や相談対応の中で、これまで多くの方の学生時代の物語をお聞きしました。人数はざっと1500人ぐらいでしょうか。これだけ多くの“学生時代”に接していると、自然と自分自身の学生生活を振り返る機会も多くなります。
私の学生生活は少林寺拳法部の活動が中心で、その中で自分、仲間、組織について色々なことを考えました。なぜ部活動をやっているのか、このまま部活動を続けて良いのか、先輩の期待にどう応えるのか、後輩をどう指導するのか、同期とどう意見を合わせるのか、この組織はどうあるべきなのか・・・いつも何かを考えていたように思います。明確な答えが見つかったわけではありませんが、いま思えば、社会の中で自らキャリアを築いていく上で大切な“答えのない問い”との向き合い方は、この考え続けた日々から学ぶことができたと感じています。
私にとって少林寺拳法部での活動は決して楽しいことばかりではありませんでしたが、もし大学時代に戻れるとすれば、もう一度同じ仲間たちと同じ時間を過ごしたいと思っています。「良いことも悪いこともひっくるめて、最高の仲間と過ごした心豊かで贅沢な時間だった」と、これまでお聞きした1500通りの学生生活と比べても、自分の学生生活を誇りに感じています。皆さんにもぜひ仲間とともに心豊かな学生生活を過ごせる場所を見つけていただきたいですし、それが同志社大学体育会少林寺拳法部であればとても嬉しいです。


村上 友規 第45代OB(2009年卒)

子供の頃から運動が嫌いで、高校卒業まで武道とは無縁でした。そんな私が少林寺拳法の世界に飛び込み、肺の病気を抱えながらも4年間の体育会活動を全うできたのは周囲の支えのおかげでした。
合宿で自分を追い込む肉体的な辛さ、肺の手術で練習出来ない精神的な辛さ、色々ありましたが、同期や先輩方と一緒に乗り越える事ができました。卒業して10年以上経ちますが、少林寺拳法部で過ごした日々は大きな財産です。
少林寺拳法部で4年間過ごした経験から多くのことを学び、その経験のほとんどが社会人になった私を形成しています。その中の一つに、「基本」を大切にすることがあります。
学生時代は茶帯の時も、黒帯になってからも、練習時間のほとんどを基本練習に費やしました。基本練習は地味で一見無駄にさえ感じるかもしれませんが、いざ「応用」的な技術を求められたときに、「基本」と「基本」をパズルのように組み合わせれば、応用への対応が容易になります。
この考え方は、現在の仕事(食中毒の研究)でも、分析機器の基礎原理を理解することで操作方法を素早く修得できたり、趣味の料理においても、調理中の食材に起きている現象を理解することで、独自レシピを考案できたりと、公私含め色々な場面で活かされています。
同志社大学体育会少林寺拳法部には、自分を高めたい人にとって最適な環境が用意されています。口下手な私は、「仲間の輪に入れるか?」と最初は不安だらけでした。しかし、最初の一歩を踏み出せたことで、その後の人生が大きく変わりました。
このサイトを見て入部を迷っておられる方、是非一度道場に足を運んでください。


東本 英里香 第49代OG(2013年卒)

私は高校までの10年間、バスケットボールをしていました。
大学に入学し、新たな事に挑戦したいと考え入部したのですが、一人暮らしなのに部活動で夜遅くなるのが心配でした。また、女性なので怪我をしないか、初心者で畑違いの体育会に入って大丈夫か、学業と両立できるのかなど、当初は両親もとても心配していたと思います。他のスポーツもそうですが、競技をしていれば多少の怪我はあります。
しかしそれ以上に、得るものも多くあります。練習が好きで道場に入り浸っていた日々、何より手厚いサポートをして下さる監督やコーチの方々、先輩方、同期、後輩達にも恵まれていたおかげで、初心者で始めた私でも全日本学生大会での女子団体優勝をはじめ、多くの成績を残すことができました。
部活を思いっきりやりたいからこそ、学業もアルバイトも全力で頑張ることができ、学部表彰や接客MVPなどを頂くことができました。休みもしっかりあるので、2回生の夏には北京大学に短期留学をすることもできました。
「何か1つ自分の芯があると全てが相乗効果で良い方向に向かっていく、どんな状況でも、初心者でも、女性でも、強い意志と行動力で前向きに取り組めば、やってやれない事はない、だから今はしんどくてもこの仲間となら私は絶対大丈夫」と自分や仲間を信じられた経験はこの部で得た何よりの財産です。
その他にも頑張りたい時に全力で頑張れる体力、人間関係のタテ・ヨコのつながり、組織の中での役割分担、目標管理や工程管理など部活で得たものが、いま二児の母として毎朝4時台に起き、家事育児と総合職フルタイムをこなす上で体力的にも精神的にもとても活かされています。
一度しかない学生生活、期待や不安もあると思いますが、やりたい事は全部挑戦して、全力で打ち込める何かを是非見つけて下さいね。

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